少し前のことになるけど、
私は18歳の頃の“モトカレ”に会った。

メディア関係の仕事をしているその人とは、
確か昨年あたりにFacebookでつながり、
カレが今年仕事でハワイに来ることになった時、
私にそれを伝えて来たのもFacebook上だった。

カレが仕事を依頼した現地コーディネーターは、
私も良く知っている人だったので、
カレがハワイ入りした日にたまたま彼女に会った私は、
「千尋さーん！Sさんから聞きましたよ！」と
満面の笑顔で声をかけられた。

「えーっ！モトカレだってこと？」兒童聖誕禮物と思わず聞くと、
「えーーっ！！モトカレだったんですか？！」と
逆に彼女にものすごく驚かれた。

シマッタ。余計なこと言っちゃった。。。
と、苦笑いしながら、

「じゃあSさんから何を聞いたの？」と尋ねると、
彼女は「千尋さんの同級生なんですってね！！」と笑った。
「だけど、Sさんより千尋さんの方が15歳は若く見えますよ！」と
彼女に言われた私は、めっぽう気を良くすると同時に
「カレはいったいどんだけ老けたんだろう…」と心配になった。

カレは、美白產品中学校の時の同級生だった。
高校卒業直前に地下鉄で偶然再会してから
ほんの数ヶ月の間つき合ったのだけど、
高校卒業後にカレは東京の学校へ行き、
私たちの仲は自然消滅した。

それ以来ウン十年も会っていなかったカレは銀座calla脫毛、
どんなおじちゃんになってしまったのか。

カレはFacebookにも
ほとんど自分の写真を載せていなかった。

私より15歳も年上に見えるって…

ワイキキで会うことになった時も、
カレがどんなおじちゃんになってしまったのか
私は想像できないままでいた。

待ち合わせの場所に行くと
モトカレは反対方向から歩いて来て
「遠くから、シルエット見ただけでも
すぐキタガワさんだってわかったよ」と笑った。
なつかしい笑顔だった。

コーディネーターの彼女から聞いていたほど
カレは老けて見えなかったのだけど、
どうやらカレも「千尋さんの方が15歳若く見える」と
彼女からはっきり言われていたらしく
「内心ムっとしちゃったよ」なんて言っていた。

あの短い恋が終わった後の私たちは
ものすごーく長い年月、お互いの消息すら知らず、
でもいつの間にかそれぞれ幸せな家庭を持ち、
メディア業界で小さな会社の経営者となっていたのだった。

私の青春のすべてを知り尽くしていたヒロヨに
「ねえ、あのS君にワイキキで再会したんだよ」と
話しを聞いてほしかったなあと思う。

こういうことがあるたびに、
私の思いは結局そこに行き着いてしまう。

いろんなことがあって、いろんな人に会った、
本当におもしろい人生の大半を、
私はヒロヨと一緒に過ごして来たんだよね。